ストーカー犯は、自分の好きな人に対して様々な嫌がらせ行為を行います。
その行為の一つが待ち伏せで、出没する場所は自宅や職場など様々ですね。
なぜストーカーは待ち伏せをするのか、このページではストーカー犯の心理や待ち伏せされた時の正しい対策をまとめてみました。
目次
ストーカーが待ち伏せをする心理はこれだ!
ストーカーによる嫌がらせ行為で、待ち伏せは代表的です。
「誰かに見張られているような気がする」「誰かにつきまとわれている感じがする」と悩んでいる方は、ストーカー犯から待ち伏せされている可能性があります。
具体的にストーカーが待ち伏せする時に、どのような行動に出やすいのか幾つか見ていきましょう。
- 通勤途中や自宅などあなたの行動先で待ち伏せする
- あなたの進路に立ちふさがる
- 職場や学校の近くでうろついて見張っている
中学時代や高校時代に、「校門や帰り道で好きな女子が来るのを待っていた」という男性はいませんか?
とても甘酸っぱい青春ですが、待ち伏せ行為も度が過ぎるとストーカー規制法の対象になりますので注意が必要ですね。
以下では、ストーカーがなぜ待ち伏せをするのか考えられる心理をまとめてみました。
- 好きな異性をとにかく遠くから見張っていたい
- 失恋を受け入れられなくて相手を尊重するよりも自分の欲望のままに動く
- 他人の性格を受け入れる包容力や許容力が低い
- 何かされた時に直ぐに恨んだり僻んだりする
相手への好意があまりにも強すぎて自分の感情を抑えきれなくなると、被害者の後ろを尾行したり待ち伏せしたりします。
「自分は大丈夫」と考えている方はいますが、知らず知らずのうちにストーカーから待ち伏せされている方は少なくありません。
好きな人を待ち伏せするだけで罪に問われるの?
「好きな人を待ち伏せするだけで罪に問われるの?」と疑問を抱えている方はいます。
確かに、ただ好意を伝えているだけなのかストーカー行為になるのか線引きが難しく、どちらなのか怪しいケースも十分にあるでしょう。
人を好きになる権利は憲法の基本的人権で保障されているため、単なる待ち伏せであればストーカー行為には当てはまりません。
しかし、下記の点に該当すると単なる待ち伏せではなく、ストーカー行為に該当しますので注意が必要です。
- 待ち伏せによって相手の身体の安全や生活の平穏、行動の自由を脅かしている
- 一方的な恋愛感情を中心に相手に好意を持っている(異性だけではなく同性も対象内)
- 相手に憎しみの感情を抱いていて、恨みを発散する目的で待ち伏せしている
- 相手が嫌がる意思表示を見せているのにも関わらず、待ち伏せ行為をやめずに続ける
- 待ち伏せだけではなく、「つきまとい」「押しかけ」「面会の要求」を対象者にしている
あなたは自由に恋愛をする権利は持っているものの、同時に法律は好きな相手の人権も守っています。
相手が嫌がっているのに待ち伏せ行為を続ければ、ストーカーと見なされても仕方ないのは何となくお分かり頂けるのではないでしょうか。
ストーカーから待ち伏せされた時の正しい対策をチェック!
自宅や職場で頻繁にストーカーから待ち伏せされていると、「怖い・・・」「どうすれば良いの?」と不安になりますよね。
元カノや元カレなど面識のある相手でも、しつこく嫌がらせ行為をされるのは辛いものです。
そこで、以下ではストーカーから待ち伏せされた時の正しい対策法をまとめてみました。
最初はただの待ち伏せ行為でも、ストーカーの嫌がらせがエスカレートして大きなトラブルに繋がるケースも十分にありますので、一度目を通しておきましょう。
なるべく一人で行動しないようにする
ストーカー犯は、自宅や職場の近くで相手が一人になるタイミングを狙ってきます。
そのため、なるべく一人で行動しないようにするのは、ストーカーから待ち伏せされた時の正しい対策です。
ストーカーからの被害を防ぐために、具体的に何をすれば良いのか幾つか挙げてみました。
- 駅やバス停から自宅まで距離がある場合は、家族や友人と一緒に歩く(夜道や人通りの少ない道は特に気を付ける)
- 交番のある通りや商店街など、人通りの多い道を通って自宅に帰る
- 徒歩ではなく、自家用車やタクシーなどを使う
ストーカーの待ち伏せ行為を防ぐには、接触のチャンスを与えないことが大切ですよ。
ストーカー犯は常にあなたのことを見張っている可能性がありますので、通勤路や通学路は幾つかのルートをランダムに変更するのが良いでしょう。
自分の身を守るグッズを持ち運ぶ
ストーカーによる待ち伏せを対策するに当たり、自分の身を守るグッズを持ち運ぶのは効果的です。
ストーカー犯によっては、ただ待ち伏せして遠くから眺めているだけで、手を出してこないケースもあります。
それでも、チャンスを見計らって暴力事件に発展するケースもあるため、万が一の事態を考慮して防犯グッズや護身用グッズは常備しておいた方が良いでしょう。
ストーカーから自分の身を守るアイテムやグッズは、次の3つがおすすめです。
防犯ブザー | ボタンを押したり紐を引っ張ったりすると、非常に大きな音が出て周囲の人間に知らせてくれる |
催涙スプレーや防犯スプレー | ストーカー犯の目に攻撃することで、相手は目を開けることができなくなる |
スタンガン | 暴漢などの相手に一瞬で電気ショックを与えて動けなくできる |
女性が男性に対して、力で抵抗するのは無理があります。
押さえ込まれたらアウトですので、周りに危険を知らせる防犯ブザーだけではなく、催涙スプレーやスタンガンも用意してください。
探偵に依頼して証拠を集めてもらう
待ち伏せやつきまとい行為で悩んで警察に相談しても、直ぐに動いてくれるとは限りません。
事件性や犯罪性が低いと判断されると職員に相談するだけで終わってしまいますので、探偵に依頼して証拠を集めてもらうべきです。
以下では、ストーカー被害で探偵に依頼して何をしてくれるのか、どのようなサポートが期待できるのかまとめてみました。
- ストーカー犯を特定する(知らない人から待ち伏せされているケースもある)
- つきまとい行為の証拠を集める
- 特殊カメラなど証拠収集の機材を貸し出す
- 今すぐにできる防犯対策のアドバイスをくれる
自分一人の力で動いても、ストーカーによる待ち伏せの証拠を集めるのは意外と困難です。
録音や録画がストーカーにバレた場合、逆上してあなたに直接的な危害を加える恐れがあります。
自分であれこれと対策するのは危険ですので、なるべく専門家の探偵に依頼してみましょう。
ストーカーによる待ち伏せは警察に相談しよう
探偵に依頼してストーカーによる待ち伏せの証拠を集めた後は、警察に相談すべきです。
「ストーカー行為が分かる証拠を掲示する」「ストーカー行為で危険な目に晒されていると伝える」といった方法で、警察はあなたのために動いてくれます。
警察に相談するに当たり、「ストーカー犯から逆恨みされるのでは・・・」と不安を抱えている方は少なくありません。
しかし、放置していてもストーカー犯が待ち伏せ行為をやめるとは限らないので、早めに適切な対策を行ってください。
まとめ
以上のように、ストーカー犯が待ち伏せをする心理と、嫌がらせを受けた時の正しい対策法について説明しました。
自宅や職場で待ち伏せされるだけではなく、「監視しているとあなたに伝える」「面会や交際を迫ってくる」といった場合もストーカー行為に当てはまります。
「何か変だな?」と感じている方は、早めに探偵事務所や警察に相談してストーカーによる被害を抑える努力をしましょう。